平安時代より使われている【柿渋】で仕上げのダイニングセット!

日本人が古来より仕上げとして使用する柿渋。木に塗布すると、表面に柿タンニンが硬い強固な皮膜ができることにより、防水、腐食を防ぐ効果が期待出来ることから、家の柱、樽や桶、床下などに盛んに使用されました。又、漆器の下塗りとしても柿渋は利用されました。

近年ではアトピーやシックハウスなどのアレルギー問題を考え、人間と環境に優しい仕上げとなっています。

 

 

 

■柿しぶ塗装とは?

柿しぶとは、青い小粒の渋柿を1~4年熟成させて作られた、日本古来の自然塗料です。(渋柿の未熟果を擦り潰して搾汁して、発行させろ過したもの。)

効果:高分子タンニンが含まれていて、防虫、防水、抗菌作用があります。又、ホルマリン等の化学物質を無害化する作用もあり、室内環境をより快適にする自然塗料です。

 

※タンニン:口に入れると強い渋みを感じる物質、柿、茶、ワインなどに含まれる。皮をなめすときなどに使用される

 

今回紹介させて頂く商品は、その柿渋を仕上げ材に使用し、ホワイトオークをふんだんに使用したダイニングセットです。

 

気になるお手入れは、乾いた布

■お手入れの方法

普段のお手入れは、かわいた布巾などで、空ぶきしてください(通常の家具の手入れと同じです。)

自然塗料の為、表面の塗膜は時間と共に薄くなるので、ツヤが無くなってきたら、専用の柿渋ワックスを塗布してください。(別売りのお手入れキット(¥2,000税抜)の中に入っています。)

<ワックスの目安>

・テーブル等(毎日触れるもの):毎月~3カ月に1回程度、

 

・それ以外のもの:3カ月~半年、又は1年に1回程度